◉ 矢倉英隆『生き方としての哲学と幸福――
アドー、コンシュ、バディウと考える』(仮)
(2025年12月刊行予定)
ISHE出版(アイシー出版)からの最初の刊行物は、フランス語のテクストを読み哲学する「ベルクソンカフェ」で取り上げた3人の現代フランスを代表する哲学者――ピエール・アドー(Pierre Hadot、1922~2010)、マルセル・コンシュ(Marcel Conche、1922~2022)、アラン・バディウ(Alain Badiou、1937~)――の著作から見えてきたテーマについてまとめたエッセイ『生き方としての哲学と幸福――アドー、コンシュ、バディウと考える』(仮)です。
アドーが古代哲学の中に見た「生き方としての哲学」の視点から3人の思想を読み直し、そこから浮かび上がる幸福との関係について論じます。さらに、AI時代を生きるわれわれにとって鍵となる新しい生の方向性について、幸福を視座に据えて考えます。なお本書は、マルセル・コンシュについての論考を含む日本初の著作になるかもしれません。お手に取ってお読みいただければ幸いです。
2025年9月